2010年3月12日金曜日

明日葉茶について

明日葉茶は、その名もズバリ明日葉という植物を材料としています。セリ科の植物で、関東地方南部や伊豆半島・紀伊半島の海岸部に自生しています。

学名は、「アンゼリカ」。エンジェル(天使)からきています。明日葉の花が、天使のリングに似た咲き方をするのでその名が付きました。

とても素敵な名前ですね。夏から秋にかけて白い花を咲かせます。明日葉は非常に強壮な草で、今日刈り取っても翌日には若葉が出てきます。

このことから、和名の明日葉という名前がつきました。大きな葉をつける植物で、高さは1メートル程度。茎や葉を切ると、液汁が滴ります。

あしたぐさ、はちじょうそうとも呼ばれています。寒さにはあまり強くないので、冬でも暖かいような場所にしか生えません。

また明日葉は、高い栄養価でも注目されています。その成分は、食物繊維・カルシウム・カリウム・鉄・ビタミンB2など豊富です。

抗菌作用がある、「クマリン」と「カルコン」という成分も含まれているのですが明日葉の茎や葉を切った時に分泌される薄黄色の液体を指しています。

このように栄養価が高いことから、明日葉は健康食品として用いられています。明日葉自体の強い生命力も人気の源です。

明日葉茶は健康食品として人気が高く、また明日葉はセルライトを除去するということで一時テレビで話題になったこともあります。

春から夏にかけての新芽や若葉を摘み取り、蒸してから乾燥させると明日葉茶が出来上がります。明日葉茶はあちこちで販売されていますが、もともと明日葉自体にクセがありますから他のお茶よりは独特です。

健康によく、たくさんの効果のある明日葉茶。ティータイムのお供に、ちょっとしたリラックスタイムに、習慣づけてみてはどうでしょう。

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